私事ですが先日、新宿近視クリニックという眼科でICL(Implantable Contact Lens = 眼内コンタクトレンズ)手術を受けました(フェイキックIOLと呼ぶこともあります)。
どんな手術かというと、雑に説明すれば目ん玉にコンタクトレンズをぶち込む手術です。
これだけ聞くと非常に恐ろしい手術だと思う方も多いと思いますが、全然そんなことはありませんでした。
少なくとも僕の場合は、ICL手術を受けてかなり満足しています。
冗談のようですが、ICLを受けてから世界が一変しましたね。
✓一昔前のアナログテレビ並の画質しかなかった周囲の景色が、一気に4Kテレビ並のきめ細かさになった
✓視界からメガネのフレームが無くなることで、視野が一気に広がった
✓メガネ時代よりも色が鮮やかに見えるようになった
✓「都会でも星ってこんなに見えるんだなぁ・・・」という感傷に浸ることが多くなった(笑)
等々、いい事尽くしです。
メガネ時代は全く気が付きませんでしたが、メガネ越しの世界と裸眼で見る世界とでは景色が全然違いますね。
僕は語彙力が乏しいので、中々この感動を上手く言葉に表せませんが
ほんっっっっっっっっっとうに、ICL手術を受けてよかったと思っています。
もちろん、手術によるデメリットがゼロだったわけではありません。
✓手術費用が、かなり高かった
✓明るい光源を見たときに、これまでは見えなかった光の輪が見えるようになった
パッと思いつく、ICL手術によるデメリットは上に挙げた2つですね。
しかしICL手術を受けて得られるメリットは、これらのデメリットを遥かに凌駕しています。
僕の場合は
メリット>>>>>>>>>>>>デメリット
くらい、ICL手術によって得られる恩恵が大きかったですよ。
視力でコンプレックスを感じていて、お金にある程度の余裕がある方には全力でICL手術を受けることをオススメしたいくらいですね。
このページを訪れたあなたも実はICL手術を受けることを検討しているのではないのですか?
「ICL 体験談」のようなワードで検索しなければ、このサイトに行き着かないでしょうからね。
皆さんの多くは、「ICL手術には興味がある・・・。でも、『目』という重要な部位の手術を受けるのは、やっぱり少し怖い・・・」という不安に駆られて、ネット上のICL手術の体験談を探していると思われます。
少なくともICL手術を受ける前の僕はそうでした。
しかしレーシックの体験談と比べると、ICL手術の体験談って少ないんですよね!
レーシックよりも新しい手術なので当たり前と言えば当たり前ですが、情報が少ないのは、やはり怖いです。
そこで今回は、ネット上のICL体験談を一つでも増やすのに貢献する為に、僕がICL手術を受けた体験を最初から最後まで記事にして綴っていきたいと思います。
この記事を読んだところでICL手術に対する不安がゼロになるわけではありません。
しかし、少しでも皆さんの参考になれれば幸いです。
ICLとは? レーシックと違うの?
他サイト等でICLの説明を1度でも読んだことがある方は、この段落は読む必要がありません。
ICLがどういうものなのか、よく分からない方だけ以下の段落を開いて読んで下さい。
ICL手術を受ける病院選び
ICL手術を受けることを決断した僕は、次に手術を受ける病院選びを始めました。
僕の場合、東京に住んでいるので、ICL手術を受ける病院も東京にある所が良いです。
ざっと調べてみた所、東京にはICLをやっている病院が30ほどあるのですが、症例数の多さやアクセスの良さで考えると僕に向いていそうな所は以下の3つでした。
神戸神奈川アイクリニック
料金:乱視なし→68万円 乱視あり→78万円
AKBの指原莉乃さんがICL手術を受けたクリニックが神戸神奈川アイクリニックです。
実は先日神戸神奈川アイクリニックさんにて「ICL」という手術をしました!朝起きた瞬間から目が見えて、朝甘えてくる飼い猫の姿を見たときに泣きそうになりました😢それだけでやってよかったと😭あとはドライアイ、ひどい充血が全くなくなった!コンタクトがあってなかったからなんだなあと🤔 pic.twitter.com/YWEI7uDUGO
— 指原 莉乃 (@345__chan) 2018年3月7日
国内で1番ICL手術の症例数が多い病院で、僕の第一候補はここでした。
やはり手術してもらうなら、経験豊富な医師にやってもらいたいですしね。
症例数が多ければ多いほど、信頼性も上がる傾向があると僕は考えています。
しかし、ここで問題が発生。
ICL手術のメインの執刀医であった北澤世志博先生が2018年12月に神戸神奈川アイクリニックから退職してしまいました。(2019年12月追記 2019年8月に閉院してしまいました。もうここでICLの手術を受けることは出来ません。北沢先生がいなくなったのが最大の理由でしょうね)
う~ん、残念。
北澤先生がいないのでは、わざわざ神戸神奈川アイクリニックでICLを受ける理由もありません。
そんな訳で、神戸神奈川アイクリニックは僕の選択肢から除外されました。
品川近視クリニック
料金:乱視なし→50万円(53.7万円) 乱視あり→60万円(63.7万円)
()内の金額は、-5D以上の近視だった場合の料金
次に候補になったのは、品川近視クリニック。
ここの最大の特徴は料金が安いこと。
神戸神奈川アイクリニックよりも15万円くらい安い値段でICL手術を受けることが出来ます。
ICL手術の症例数も、そこそこ多いのでかなり良いと思いました。
僕自身ほとんどここに決めかけていたのですが、品川近視クリニックの評判をネットで調べてみると少し不安な記述もチラホラ・・・。
品川近視クリニックではICLの他にレーシックもやっているのですが、過去に品川近視クリニックで受けたレーシックで失敗したと記述しているブログが幾つかあるんですよね・・・。
訴訟もされているようですし・・・(レーシック手術による被害に関する損害賠償集団訴訟)。
正直な所、これらの情報からだけでは本当にレーシック手術が失敗したのか、それとも患者たちが大げさに騒ぎ立てているだけなのかは分かりません。
もしかしたら手術失敗というのはデマで、品川近視クリニックは本当は安全な病院なのかもしれません。
というより、多分安全な病院だと思います。
実際、品川近視クリニックでICLの手術を受けて無事に成功している人の体験談もネットにありましたからね。
しかし例え1%の確率だったとしても、品川近視クリニックが安全な病院でない可能性があるのだとしたら、そこでICL手術を受けるのは怖いと僕は思いました。
料金が相場に比べて十万円近く安いのも少し気になりますしね・・・。
しかも紹介割引を利用すると、更に3万円も安くなります。
本来、料金が安いことは喜ぶべきことなのですが、今回ばかりは少し不安になりました。
「目」という非常にデリケートな部位の手術を行う以上、多少の費用はかかっても、安全性を僕は重視したいと思います(2019年12月追記 とか言ってたら、次で紹介する僕が手術を受けた新宿近視クリニックも同じ値段になったので、なんとも言えなくなりました)。
新宿近視クリニック
料金:乱視なし→59.8、63.8、67.8万円 乱視あり→70.6、74.6、78.6万円
左から順に、-5D未満の近視 → -5D~-9Dの近視 → -9D以上の近視
2019年12月追記
新宿近視、僕がICL受けた時よりも大分料金が安くなってるんですけど・・・。なんだか損した気分になりますね・・・。
料金:乱視なし→46、53.7万円 乱視あり→56、63.7万円
左から順に、-5D未満の近視 → -5D以上の近視
最終的に僕がICL手術を受けることに決めたのが、新宿近視クリニックです。
新宿近視クリニックもICL手術の症例数はかなり多く、2018年の3月~7月はICLレンズの発注数が国内で1位だったようです。
レーシックも含めると、新宿近視クリニックでのこれまでの手術の症例数は10万例以上。
手術料金も相場通りで、品川近視クリニックのように不安になる話もネット上では見当たりませんでした。
新宿近視クリニックでICL手術を受けた人達の体験談をブログやTwitter上で検索してみましたが、皆満足している様子です。
場所も新宿ということで、アクセスは悪くありません。
近視の度合いで細かく料金が変動している点も、他の病院よりもキッチリしていていいと思いました。
以上の理由から、僕は新宿近視クリニックでICL手術を受ける事を決めました。
ちなみに品川近視クリニックと同じく、新宿近視クリニックも紹介割引をやっています。
割引額は1万円と、品川近視クリニックに比べると少ないですが、このくらいが適正な気がします。
僕自身、運良く新宿近視で手術を受けた人の紹介を受けることが出来たので1万円の割引を受けることが出来ました。
皆さんも、もし周りに新宿近視で手術を受けた方がいないのでしたら僕のメールアドレス(mygadgetlab@gmail.com)まで連絡してみて下さい(メルアド教えたくない人は、適当に捨てアド作ってメールして下さい)。
僕の会員名と会員番号をお教えします。
これで1万円の割引をゲットできるはずですよ。ちなみに、紹介した僕自身にもキャッシュバックがあるので喜んで教えさせていただきます(笑)。
新宿近視で適応検査の予約
新宿近視クリニックで受けると決めてすぐに、適応検査の予約をしました。
この適応検査で、視力、瞳孔のサイズ、角膜の厚さ、etc…を計測して、ICL手術を受けられるかどうか判断されます。
参考までに予約方法の解説を以下で行っていきます。
まずは新宿近視クリニックのサイトにアクセス
アクセスできたら、ページ右上の無料適応検査予約という所のボタンをクリック。
続いて
・名前
・メールアドレス
・年齢
・性別
・来院経験
・都道府県
・電話番号
を正確に入力して下さい。
電話番号は後ほど、その番号に新宿近視クリニックが電話がかかってくるので特に間違えないように気をつけましょう。
電話では、手術の詳しい内容について説明されます。
その他にも、コンタクトを使用しているかどうか、過去に目の病気をやっていないか、格闘技など目に衝撃がかかるスポーツをやっていないか、などなど様々な質問をされるので、一つ一つ答えましょう。
適応検査の来院日も、この電話で決めます。
あと支払い方法についても尋ねられるのですが、僕はクレジットカードの一括払いを選びました。
医療ローンを組むとなると、当日は印鑑も持っていく必要があるようですね。
新宿近視クリニックで受け付けられている支払い方法は以下の通りです。
・現金
・クレジットカード
・デビットカード
・ビットコイン
・メディカルローン
個人的には、ビットコイン払いにかなり興味がありました。
このブログも「海外FXと仮想通貨で稼ぎたい!!」という名前ですからね(興味がある人は、このブログの別の記事も読んでみて下さい。僕が泣いて喜びます(笑))。
支払いに十分足りるくらいのビットコインは持っていたので、本気でビットコイン払いをするかどうか悩んだのですが、確定申告の時に税金の計算が面倒になりそうだったので止めておきました。
誰か新宿近視クリニックでビットコイン払いしてみた方は、ぜひこのブログのコメント欄に書き込んで、どんな感じだったか知らせて下さい。
ちなみに適応検査を受ける当日に、すぐにレンズの発注も行っておきたい方は、レンズ代20万円を先に支払う必要があるので支払手段を用意して適応検査に望むことをオススメします。
新宿近視クリニックでの適応検査
適応検査当日の流れを説明したいと思います。
13時からの予約だったので、12時30分くらいに新宿駅に到着しました。
駅から新宿近視クリニックまでは徒歩10分ほどなので、本来なら余裕で間に合うはずだったのですが、ここでポカを一つやらかします。
新宿近視クリニックは2019年1月11日から新しい場所に移転するのですが、この時点では2018年12月だったのにも関わらず移転先のビルに行ってしまいました。
そのせいで、クリニックに到着したのは13時ちょうどくらいになってしまいましたね。
来院してから検査までの流れ
まずは窓口で受付です。
紹介割引を受けたい方は、ここで受付のお姉さんに紹介した人の会員名と会員番号を言いましょう。
先程も言いましたが、僕の紹介を受けたい方はmygadgetlab@gmail.comまで連絡どうぞ。
受付を済ませると簡単な問診票が手渡されるので、まずはそれらの記入をします。
問診票の内容は、「手術を受けるつもりがあるかどうか」「受けるつもりなら、支払い方法はどうするか」「格闘技等、眼に負担のかかる競技をやっていないか」など、予約確認の電話の時に聞かれたことが書かれているので、改めて答えればOKです。
問診票の記入を済ませると、iPadを手渡されます。
「レーシック」「リレックススマイル(レーシックの進化版みたいな奴)」「ICL」それぞれの簡単な説明が手渡されたiPadから流れるので、良く見ておきましょう。
15分くらいで全て見終わります。
適応検査の流れ
受付のお姉さんにiPadを返却した後、しばらく座席で待っていると名前を呼ばれます。
いよいよ適応検査の開始です。
眼科でよく見る、気球の絵の測定や眼圧、角膜の厚さ、瞳孔のサイズ、乱視の度数、角膜内皮細胞数、視力などを調べていきます。
検査の途中で、散瞳薬という瞳孔を大きくする目薬を指すので視界がぼやけて見えづらくなります。
検査待ちの間、手元のスマホを見ることすら難しくなるので非常に暇でした。
クリニックでは5時間ほど周りが見づらくなると言われましたが、僕の場合は3時間ほどで視力が回復した気がしますね。
一通りの検査が終わると、医師の検診が始まります。
医師の検診
医師の検診では、検査結果で分かった目の状態についての説明を受けます。
僕の場合は、問題なくICL手術が出来るということが分かりました。
現時点での視力は、左右ともに0.1。
これが、手術を受ければ1.2~2.0程度まで回復するとのことらしいです。
ただし、一つ衝撃の事実が発覚しました。
なんと僕には両目共に乱視があるようです。
今まで全く意識せずに生きてきたので驚きました。
新宿近視クリニックでは両目共に乱視の矯正をすると金額が108,000円上乗せされるので、正直「マジかよ・・・」と思いましたが、折角の機会なので乱視も治そうと思いました。
ここでケチケチして、将来後悔するのも嫌なので・・・。
手術の最終決定
医師の検診が終わると、カウンセラー(であってるかな?)の方から手術費用についての詳しい説明を受けます。
手術を受けることを決めた人は、ここで最終的な意思表示をすれば、レンズの発注を行うことが出来ます。
もちろん向こうも手術を受けることを無理強いしてくることはないので、怖くなった方は、ここで引き返すことも可能ですよ。
ただし僕の場合は既に、新宿近視クリニックでICL手術を受けるという意思は固まっていたので、すぐに手術を受けることを決めました。
あまりにも、あっさりと決めたのでカウンセラーの方も驚いていたかもしれませんね(笑)。
手術を受けることが決まったら、早速、見積書を頂きます。
僕の場合は、最終的な手術代は
686,000円
でした。
上の画像は、手術当日にもらった領収書です。
料金の内訳は以下の通り
基本代金:598,000円(-5D未満の視力)
乱視矯正代:108,000円(両目。片目なら半額)
紹介割引:10,000円(mygadgetlab@gmail.com)
学生割引:10,000円(大学生なので・・・)
本来なら706,000円かかっていたところを、2つの割引を駆使することで686,000円まで費用を抑えることに成功しました。
2019年12月追記
先程から書いている通り、いつの間にか手術料金が安くなっていました・・・。僕の視力だったら、今なら56万円(紹介割引+学割も使えば54万円)で受けられます。
1年経っただけで同じ手術が10万円以上安く受けられるなんて、なんだかメッチャ損した気分ですが、この1年間、ICLの恩恵をフルに受けられたので良しとします。もし1年後に10万円安く受けられると知っていたとしても、僕はやっぱりあの時手術を受けることを選んでいたでしょうしね。
ただ一つ気になる点があって、2018年12月時点では学生割引のシステムがホームページ上に記載されていたのですが、2019年2月現在記載がありません。
もしかしたら学割のシステムは無くなっているかもしれないので学生の皆さんは気をつけて下さい。
紹介割引のシステムは、ホームページ上の記載はありませんが継続しているものと思われます。
この日は結局、レンズ発注代20万円を支払いました。
僕はカード一括で支払いましたが、その他にも現金、口座振込、医療ローンなど様々な支払い方法が選べるので自分に合った方法で決済しましょう。
残りの486,000円は、手術日当日に支払います。
ICL手術日の決定
実は適応検査の時点では、まだICL手術を行う日程までは決めていませんでした。
何故なら、僕の目に合ったレンズの在庫があるかどうかが、この時点ではまだ分からなかったからです。
レンズの在庫があれば、最短2~3週間後に手術出来ますし、なければ3ヶ月近く待たされることもあります。
幸い僕の場合は在庫がありました。
適応検査を受けた日の夜に、在庫があったとの連絡の電話がかかってきたので、その場で手術日も決定しました。
手術日は、適応検査を受けた日の、およそ1ヶ月後です。
手術日当日までに、やっておくこと
渡された封筒の中身をチェック
適応検査が終わって家に帰ったら、クリニックで渡された封筒の中身を確認しましょう。
封筒の中には、
✓ICL手術前後の注意事項
✓誓約書(手術日当日までにサインする必要あり)
✓点眼薬(ベガモックス)
✓手術料金の見積書
などが入っています。
重要そうなのは、誓約書と見積書と点眼薬ですね。
誓約書は、サインして手術当日に持っていかないと手術が受けられなくなるので忘れないようにしましょう。
渡された点眼薬は、手術3日前から、1日4回さす必要があります。
ベガモックスは、眼の細菌をやっつける目薬です。
ICL手術における最大のリスクは感染症にかかることですから、しっかりベガモックスをさして、感染症対策を講じておきましょう。
ベガモックスをさすのを忘れると、マジで手術受けられなくなるので絶対に忘れないで下さい。
僕の場合カレンダーに、手術の3日前から「ベガモックス!!」と大きな字で書いておきました。
手術当日
いよいよICL手術当日です。
朝起きて、ベガモックスをさしたら(←これ重要)新宿近視クリニックへ向かいます。
ちなみに2018年の年末に新宿近視クリニックは場所が移転したので、適応検査の時に行ったところとは別のビルに今回は向かいました(とはいえ、適応検査の日に一度間違えて行ってるんですけどね)。
場所は、西新宿のO-GUARD新宿3Fです。
JR新宿駅西口から4分、都営大江戸線 新宿西口から1分と、今まで以上にアクセスの良い場所になっていました。
3階に行って、新宿近視クリニックに足を踏み入れて最初に思ったことは
メッチャきれいになってる!!
でした。
元の新宿近視クリニックも十分綺麗だったのですが、移転後の新宿近視クリニックは更に綺麗になってました。
残念ながらクリニック内の写真撮影は禁止されているので、様子の画像はアップ出来ませんが、一面白の落ち着いた雰囲気でとても良かったです。
トイレも非常に清潔感があって美しかったですね。
受付の数も以前より明らかに増えてますし、移転して進化したことがよく分かりました。
さて、クリニックに着いたら、まず受付で手術の誓約書を提出します。
提出が終了したら、しばしの間待合室で待つ時間があるので、本来この時に「ご来院直後」のベガモックスを点眼しなければいけないのですが・・・。
忘れました(笑)
いや、確かに手術日は「朝」と「ご来院直後」って書いてありましたけど・・・、何故か忘れてしまったんですよ!
しかも点眼を忘れたことに初めて気づいたのは、今こうしてブログを書いている最中です。
皆さんは僕のようにならないよう、クリニックに着いたら直ぐにベガモックスをさしましょう。
その後、待合スペースでしばらく待っていると、係の人が来て数分おきに様々な目薬を点眼してくれます。
何種類もの目薬を点眼している最中、一度受付の方に呼ばれますが、このタイミングで料金の支払いを行います。
僕の場合は、486,000円を支払わなくてはいけないのですが・・・。
何故か提示された金額は、378,000円でした。
おそらく乱視代の108,000円を忘れたのでしょう。
「やった~~! ラッキー!!」と心の中で叫んで、すぐさまカードで支払いをしたのですが、世の中そうは甘くありません。
受付のお姉さんも直ぐにミスに気づいたらしく、すぐさまもう一回、108,000円カードで切られてしまいました。
残念・・・。
また、このタイミングで手術後1週間、外出時につける保護メガネの色を選びます。
確か黒 or グレーだったかな?
僕は黒を選びました。
頂いた保護メガネは、こんなのです。
デザイン自体は、そんなに悪くありません。
悪くありませんが・・・・。
サイズが全く合っていませんでした!
小さすぎて、かけると頭が痛くなるレベルです。
小柄な女性なら、これで問題ないと思いますが、男子大学生には中々厳しかったですね・・・。
サイズ変更のお願いをしようかとも思いましたが、どうせ1週間。
それも外出時にしか使わないので、このままにすることにしました。
ちなみに楽天ポイントカードを持っている人は、この支払いの時に結構楽天ポイントが貯まるので、忘れずに持っていきましょう。
僕も当日慌てて、楽天ポイントのアプリをインストールしました。
手術日の3週間後くらいにポイントが反映されましたね。
3,000ポイント以上貯まったので、これを機会に楽天カードを作るのもありかもしれません。
また、楽天ポイントの他にもSBCポイントというものも貯まりました。
これは新宿近視クリニックが所属しているSBCグループのポイントです。
このポイントを使って、脱毛などをすることが出来るようです。
ただ僕はよく分からなかったので、この時点では、この話は保留にしておきました。
その後、再び待合スペースに戻って目薬を点眼され続けます。
そしていよいよ手術の時間が近づくと、待合スペースから別室へ招待されます。
この時点で全ての荷物をロッカーに入れるので、暇つぶしにスマホをいじることも不可能になります(そもそも散瞳薬の影響で、スマホを見るのは困難ですけれど・・・)。
おそらくトイレに行けるのは、このタイミングが最後なので、トイレを済ませておくことをオススメします。
別室は、待合室よりも少し暗い感じの部屋でした。
そこに黒い椅子(マッサージチェアみたいな形)があるので、腰掛けます。
ここで更に、目薬をさします。
「今日一日で何回、目薬さしてるんだよ・・・」って感じですが、感染症を防いだり、目に麻酔をかけるには、これくらい目薬を刺さなきゃダメなので我慢しましょう。
待合室で点眼された時と違って、別室では、目薬を点眼する度にアルコール綿で目の周りを消毒されます。
別室に入ってから5回目くらいの点眼を終えた後、ついに手術に向けて帽子やガウンを着ました。
この辺りから「あ~、本当に手術受けるんだな~。人生初めての手術だな~」って思い始めます。
そして医師による最後の診察も、このタイミングで行われます。
目の状態を観察された後、マジックペン(?)のようなもので目に印を付けられました。
おそらくこれは、乱視用レンズを入れる方だけだと思いますけどね。
予め他の方の体験談を読んでいたので、ペンで印を付けられることは知っていたのですが内心少しビビってました。
いや・・・だって目にペンを向けられるって冷静に考えて怖くないですか?
ただ、実際のところは大したことありませんでしたね。
麻酔のおかげで目の表面の感覚はゼロですし、メッチャ明るいライトを目に照らされたのでペン先も見えませんでした。
医師の診察が終わり、最後にもう一度麻酔の目薬を点眼したら、いよいよ手術です。
別室から、直ぐ側の手術室に移動します。
今まで手術室なんてドラマくらいでしか見たことなかったので、なんだか新鮮な気持ちです。
手術台に寝っ転がって、いよいよ手術開始です。
手術の大まかな流れ
目の洗浄
手術台に寝っ転がると、まず、生理食塩水(すいません適当です。何の液体かよく分かってません)的な液体を大量に目に流されます。
目の洗浄ですね。
目についたゴミや、今まで散々さしてきた目薬を洗い流しているものと思われます。
目の固定
洗浄が終わると、顔に布をかけられます(もしかしたら、布をかけてから目の洗浄だったかも・・・。出来る限り手術の流れは覚えるように気をつけましたが、この辺の記憶は曖昧です)。
目以外の場所を覆い隠す為のものですね。
最初は右目から手術です。
テープで上まぶたと下まぶたを固定した後、強制的に目を固定する器具で瞬き不可能な状態にされます。
とはいえ常に目には液体が大量に垂らされているので、瞬きしたくなることはありませんでした。
僕は割と楽観的な人間なので、ぶっちゃけ、この時点までは全くと言っていいほど緊張していなかったのですが、器具で目を固定された瞬間に緊張感がMAXになりましたね。
レンズの挿入
一通り準備が終わると、目に強烈なライトが照らされ、手術が始まります。
正直、手術中は何をやっているんだか全く分かりませんでした。
右目の手術の時は、レンズが入った瞬間すら分からなかったくらいです。
とにかくライトをじっと見つめていれば、手術は勝手に進みます。
麻酔のおかげで、痛さは全くありませんでした。
ただ、なんとも言葉に言い表せないような不快感は若干ありましたね。
あえて言葉にするなら、軽い頭痛がする感じです。
おそらくレンズが入った後だと思うのですが、視界がぐるぐると回転する瞬間もありました。
乱視用のレンズの向きを調整しているのでしょうか?
とにかく訳が分からないまま、右目の手術は終わりましたね。
時間にして10分もかかってないと思います。
左目の手術
左目も、右目と全く同様の手順で手術が進行していきます。
流石に2回目なので、レンズが入る瞬間もなんとなく分かりました。
一瞬、視界が真っ暗になって、照射しているオレンジ色のライトが緑色に見えた瞬間があったのですが、その時にレンズが挿入されたのだと思います。
右目左目の手術共に、終盤の方で謎のメロディが手術室に流れたのですが、あれは何だったのでしょうかね。
多分、何かの合図だろうとは思いますが、結局良くわかりませんでした。
手術後
手術が終わって手術台から立ち上がった瞬間、既に視力が向上していることが実感できました。
瞳孔を開く目薬の影響で近くは良く見えないのですが、それでも分かるくらい、今までとは視界が違います。
視力が良くなったことに感動しつつ、手術前に目薬をさしていた別室に再び戻って、また目薬を点眼してもらいます。
その後15分程度、目をつぶって休むように言われました。
手術後ということもあり精神的に(肉体的にも?)非常に疲れているので、15分の休憩はあっという間に過ぎていきました。
手術直後のコンディションはどうかというと、若干頭痛がするのが気になりましたね。
少し不安だったので休憩後に担当の方に質問してみたのですが、手術直後は良くあることらしいです。
その後、別室から普通の待合室に移動して、眼圧検査と医師の診察を受けます。
僕の場合、非常に綺麗にレンズが入っていたようです。
他の方の体験談を読んでいると、手術後は目が充血する方が多いらしいですが、僕の場合はそんなことは全くありませんでした。
何の問題もなく医師の診察は終わり、ようやく手術も終わりです。
結局、1時にクリニックについてクリニックを出たのが5時くらいだったので、4時間かかりました。
手術自体の時間は30分ほどだったのですが、手術前の準備と手術後のケアに非常に時間がかかりましたね。
ICL手術を受ける日は、一日潰れると思っておいたほうが良いでしょう。
手術当日の見え方
新宿近視クリニックを出ると、そこには、これまでとは全く違った景色が飛び込んできました。
保護メガネをかけているので、この時点ではまだ、これまでのメガネ生活とあまり見え方は変わらないだろうと思っていたのですが、色の鮮やかさが全然違いましたね。
この時点で既に「ICLやって良かった!」と強く思いました。
ただし色の鮮やかさ以外にも、もう一つ大きく変わったことがあります。
それは、光源の周りに輪っかが見えるようになったことです。
俗に言う「ハロ・グレア」というやつですね。
適応検査のiPadでも説明はありましたし、どの方のICL体験談を読んでも、ハロ・グレアは生じると書かれていたので、驚きはしませんでしたが、新鮮な気持ちにはなりました。
「なるほど、これがハロ・グレアというやつか・・・」と心の中で思ったのを覚えています。
特に、手術当日は光の輪がハッキリと見えましたね。
手術をしてから半年、1年と経過するうちに、これは見えにくくなるそうですが、個人的にはこれはこれで綺麗なのでありだと思いました(笑)。
家に帰ってから
手術当日は、PCやスマホが禁止、読書も禁止なので、やることが無くて超絶暇でした。
目薬をさすことくらいしかやることがありません。
もらった目薬は、以下の2種類。
・DEX0.1%(5ml)
・ジクロフェナック0.1%(5ml) 冷蔵保存する必要あり
これら2種類の目薬は、いずれも目の炎症を抑える作用があります。
これらと、手術前から持っているベガモックスの、合わせて3種類の目薬を1日に4回さし続ける目薬漬けの生活がこれから始まりますね。
これらに加えて、2種類の内服薬も渡されました。
・オラセフ(細菌を抑える作用がある)
↓こんな感じの錠剤です
・ロキソプロフェン(痛み止め)
オラセフは、錠剤が無くなるまで食後に飲みます。
10錠渡されたので、3日と少しで全て無くなる計算ですね。
一方のロキソプロフェンは痛み止めです。
手術後も頭痛や目の痛みが収まらない時に飲む為の錠剤です。
僕は、ロキソプロフェンのお世話になることは一度もありませんでした。
結局、この日はマジでやることがなかったので、晩ごはんを食べたらすぐに寝ることにしました。
手術後から1週間は、寝る時に眼帯を付ける必要があります。
寝ている時に、うっかり目をいじってしまわないように保護する為のものですね。
面倒ですが、手術後1週間はこれを着けて寝ましょう。
「こんなもの着けて寝れるかな・・・」と思いましたが、それは杞憂でしたね。
この日は手術で疲れていたのか、ベッドに着いたら直ぐに眠りに落ちてしまいました。
翌日検診
次の日、検診は昼の11時からだったので、十分起きれると思って、目覚ましもかけずに眠りこけていました。
だがしかし・・・何と目が覚めて、眼帯越しにボーッと時計を眺めると既に時刻は9時半でした。
実に12時間近く寝ていたことになります(笑)。
眠れるかどうかなんて、本当に杞憂でしたね。
「部屋の隅々までよく見えるようになってる!!」と感動しながらも、時間が無かったので大慌てで準備を整えて、目薬を3種類さし、新宿近視クリニックへ向かいました。
翌日検診では、まず眼圧を測定。
その次に、お待ちかねの視力測定を行いました。
結果は、左右共に1.5でしたよ。
残念ながら、一番下のCマークだけは分かりませんでしたね。
しかし手術前は左右ともに0.1だったので、しっかりと視力矯正されていることが分かります。
その後、医師の診察を受けましたが、特に何の問題も無かったので一瞬で終わりましたね。
最後に受付で、まだ消費していなかったSBCポイントについてのお話を色々と受けましたが、この日も何も決めずに保留にしておきました。
結局、翌日検診でクリニックに入ってから出てくるまでの時間は20分ほどでしたね。
何の問題も無ければ、一瞬で終わります。
この日から一応、スマホやPCも疲れない程度なら許可されるので、大学のレポートを書いたりして過ごしていました。
本当に、ありとあらゆるものが、今までよりもくっきり鮮やかに見えるので感動ものですね。
室内では保護メガネ無しで生活していましたが、視界にメガネのフレームが入らないというのは、本当に良いものです。
視野が大幅に広がった印象を受けます。
ハロ・グレアは、相変わらずありますが、手術当日に比べると少し薄くなったような気もします。
昼間よりも夜間に、ハッキリと光の輪が見えますね。
というより昼間は、ハロ・グレアの影響はほとんど無いです。
夜になると、電灯や信号機の周りに輪っかが見えるようになります。
僕なんかは「綺麗なリングだな~」と思いながら見とれてしまうのですが、輪っかを意識しすぎると、ハロ・グレアがいつまで経っても治らないらしいので、意識しすぎないように気をつけたいと思います。
結局この日の夜は、普通に風呂にも入りましたし、髪も洗ってしまいました。
本当は洗髪が許可されるのは、もう少ししてからだったので完全に自己責任です。
皆さんは、僕の真似をしないように気をつけましょう。
翌々日検診
前回の反省を生かして、この日はしっかりと目覚まし時計をかけて起床しました。
ちなみに翌々日検診と銘打っていますが、木曜日は新宿近視クリニックの定休日で検診もやっていないので、この日は手術3日後です。
翌々日検診でも視力は左右ともに1.5でしたね。
この日はベガモックスが少なくなってきたので、先生に頼んで追加のベガモックスを一つもらいました。
今回も特に何の問題もなかったので、15分ほどで検診は終わりました。
今日も受付で、SBCポイントのお話を頂きましたが、結局保留中です。
1週間検診
時間が流れるのは速いもので、あっという間にICL手術をしてから1週間が経ちました。
1週間検診は、翌日検診や翌々日検診よりも少し詳しく行います。
具体的には、散瞳薬をさして瞳孔が開いた状態での検査を行いました。
この日も、視力は左右ともに1.5。
1週間も経つと1.5の視力に慣れすぎて、0.1だった時代が信じられないような気分になりますね。
その後、医師の先生の検査がありましたが、時間が余りすぎて、先生と少し雑談をしてしまうくらい何の問題もありませんでした(笑)。
先生が何故か、僕の通っている大学を知っていたのには少し驚きましたね。
よく考えたら適応検査の時、問診票に通っている大学名を書いたような気がするので、それでご存知だったのでしょう。
とにかく、何の問題もなくて良かったです。
この日は、新しい目薬を頂きました。
・ブロムフェナクNa 0.1%(5ml)
これまでさしていた、ジクロフェナック0.1%が無くなった時にさし始めるように指示されました。
ジクロフェナックとは違って、冷蔵保存する必要が無いので管理が楽でいいですね。
しかも、この目薬は1日2回で十分らしいです。
そして遂に今日、SBCポイントの使い道を決めましたよ!
「せっかく貯まったのだから利用しないのは勿体無い。でも、別に脱毛とか興味ないしな~~」とか思って悩んでいたので、ずっと保留にしていましたが、悩んでいても何も解決しないので、結局、化粧水と美容ドリンクを頂きました。
ありがたく使わせていただきます。
1ヶ月検診までの間
1週間検診の次は1ヶ月検診と大分時間が空いているので、この期間に警察署へ、運転免許証の「眼鏡等」の条件を解除しに行きました。
警察署での視力検査は、楽勝で通過出来ましたね。
まあ、両目1.5あるので当たり前ですけれど。
これで、眼鏡なしで堂々と運転することが出来ます!
1ヶ月検診
1ヶ月検診受けてきました。
何時も通り、15分ほどで終わりましたね。
この日の視力は、両目共に2.0!!
前回の検診では見えなかった視力検査表の一番下のCも、今回は見えました。
なんで良く見えるようになったかは謎です。
1ヶ月経って、視力が安定してきたのでしょうか?
それにしても1ヶ月も経つと、大分この視力にも慣れてきましたね。
手術直後は遠くの標識が見えることに感動していましたが、今では、それが当たり前になってしまいました。
視力が0.1だった時代が信じられないくらいです。
この日は、追加のブロムフェナクNaを1本頂きました。
次は3ヶ月検診です。
3ヶ月検診
3ヶ月検診も、何事もなく終わりました。
視力は今回も、両目ともに2.0。
ちょうど目薬も全てなくなり、ついに目薬生活から開放されました!
何度も言っていますが、本当にICLを受けてよかったと思います。
この前、車を運転した時も標識がはっきり見えて、非常に運転しやすかったです。
あと最近、ハロ・グレア現象もあまり起きなくなってきました。
すごく明るい照明を見たら、まだ輪っかが見える事もありますが、手術直後のように信号機のライトでさえ輪っかが見えるということはもうありません。
輪っかは輪っかで綺麗だったので、見えなくなったのは少し残念な気もしてしまいますが(笑)。
次は6ヶ月検診です。
6ヶ月検診
6ヶ月検診も何事もなく終了。
視力も両目2.0を維持。
3ヶ月検診と何も変わらなかったので、だんだん書くことも無くなってきました(笑)。
検診も10分くらいで終わってしまいましたしね。
1年検診
遂に手術から1年が経過しました。
今回の検診も一瞬で終了。視力は両目2.0でした。
これにて全検診は終了です。
1年も経つと視力が良いのに慣れて、以前見ていた景色が思い出せないほどです(笑)。
僕は旅行好きなのですが、綺麗な景色を見た時に特にICLを受けてよかったと実感します。
先日、カナダにオーロラを見に行ったのですが、超キレイに見えました。
↓その時に撮った写真です
マジでICLを受けてよかったです!!!!
僕の別ブログでその時の旅行記を書いているので興味のある方はぜひ読んでみて下さい。
せっかくICLで最強の視力を手に入れたので、これからもガンガン旅行に言って、恩恵を受けていきたいと思います!
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